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初めてのラダック旅行者向けおすすめスポット | 完全ガイド

インド・ヒマラヤの高地に位置するラダックは、他に類を見ない特別な場所です。そびえる山々、古代から続く仏教の修道院、静かな砂漠の谷が織りなす景観は、訪れる人の心に深い印象を残します。初めてラダックを訪れる旅行者にとって、この旅は単なる観光ではなく、人生の見方が変わるような体験となるでしょう。雄大な自然、穏やかな空気、そして静けさの中にある冒険——ラダックは、あなたの中に何かを残してくれるはずです。

このガイドは、初めてラダックを訪れる方のために作られました。無理なく楽しめるおすすめのスポット、ゆっくりと体を慣らせる日程、地元の文化と自然に触れられる体験など、初心者にとって安心で印象深い旅になるよう構成しています。峠を越え、湖畔を歩き、静かな修道院を訪れる。そんな、ラダックらしい時間の流れを一緒に感じていきましょう。
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ラダックが初めての冒険にぴったりな理由

ラダックは、ただの旅行先ではありません。それは、ヒマラヤの魅力に初めて触れるための入り口のような存在です。人の多い観光地とは違い、ここでは広がる静寂と壮大な自然があなたを包みます。初めての高地旅行でも、正しい知識と準備があれば問題ありません。ラダックには整った宿泊施設、親切なドライバーや現地ガイド、旅行者を歓迎する文化がしっかりと根付いています。

5月から9月にかけての季節は、山道が開通し、自然が一番美しくなる時期です。きらめく川、歴史ある修道院、そして素朴で温かな人々の暮らし。安全性や健康面、インフラの面でも安心できるため、ラダックはインドの中でも特に初心者に優しいエリアといえるでしょう。

このガイドで紹介する内容

このコラムでは、初めてラダックを訪れる方におすすめのスポットを詳しく紹介しています。レーやヌブラ渓谷、パンゴン湖などの必見エリアを中心に、どんな風に回れば無理なく楽しめるのか、どこに泊まるのが良いか、どんな準備が必要かといった実践的なアドバイスもあわせて掲載しています。

一人旅で静かな時間を楽しみたい方、絶景の写真を撮りたい方、または初めてのヒマラヤ旅行を大切な人と過ごしたい方にも、このガイドが役に立つはずです。荷物は少なく、心は広く持って、ラダックの世界に一歩踏み出してみてください。

さあ、地図に載っていないような景色と出会う旅へ。ゆっくりと、素直に、ラダックの息吹を感じながら歩いていきましょう。

レーとその周辺で訪れるべき場所

初めてラダックを訪れるなら、旅はたいていレーから始まります。ラダック最大の町であり、文化と交通の中心でもあるレーは、標高3,500メートルを超える場所に位置しながら、アクセスが良く、旅行者にとって非常に親しみやすい場所です。レーは単なる中継地点ではありません。歴史的な建造物、活気あるバザール、静かな修道院などが集まり、ラダックの文化と日常が凝縮されたような場所です。

初めての旅行者にとって、レーは高地順応をしながらゆっくり旅を始めるには最適な拠点です。小さなカフェでひと休みしたり、地元の市場を歩いたりしながら、徐々に体と心をこの特別な土地に馴染ませていくことができます。ここから近距離で行ける観光名所も多く、長時間の移動や過酷なトレッキングをせずに、ラダックの魅力に触れられるのが魅力です。

レー王宮 – 王国の歴史が残る高台

レー旧市街を見下ろす高台にそびえるレー王宮は、インダス渓谷と遠くに連なる雪山のパノラマが一望できる絶景スポットです。17世紀に建てられたこの9階建ての建物は、かつてラダック王族の居城でした。現在は一部が廃墟となっていますが、ひんやりとした石の回廊を歩くと、かつての王国の暮らしが想像でき、歴史好きにはたまらない場所です。朝の光が差し込む時間帯は、特に美しい写真が撮れると評判です。
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シャンティ・ストゥーパ – 夕日に染まる静寂の空間

レーの町から車で少し登った丘の上にあるシャンティ・ストゥーパは、真っ白なドーム型が美しい、心が落ち着く仏塔です。世界平和の象徴として日本の仏教団体によって建てられたこの場所は、レーの町と山々を一望できるビュースポットでもあります。特に夕暮れ時は、空がオレンジ色に染まり、風景がまるで絵画のように変わります。静かにベンチに座って、ラダックの空気と光を感じてみてください。
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レー・マーケット – 文化と生活が交差する場所

レーのメインバザールを歩かずして、レーを語ることはできません。ここは地元の人々と世界中の旅行者が行き交う、活気ある市場です。伝統衣装ゴンチャを着た地元の人々、巡礼中の僧侶、バックパッカーたちが自然に交わり、異文化交流の場ともなっています。市場にはパシュミナのショールやチベットのお守り、アプリコットのジャムや地元のアクセサリーなど、旅の思い出にぴったりなものがたくさん揃っています。小さなカフェに立ち寄って、バザールの賑わいを眺めながら一休みするのもおすすめです。
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スピトゥク僧院 – インダス川を見下ろす静寂の丘

レーから車でわずか8キロに位置するスピトゥク僧院は、ラダックの仏教文化を静かに感じられる場所です。インダス川を見下ろす丘の上に建てられたこの修道院は、11世紀に建立されました。古い仏像やタンカ(仏画)、ヤクバターの香り漂う祈祷堂があり、訪れる人を静けさで包み込みます。大規模ではありませんが、その分落ち着いて見学でき、心を整えるには最適な場所です。

このように、レーとその周辺には初心者でも無理なく訪れることができる魅力的な場所が数多くあります。レーに2日から3日滞在するだけで、ラダックの歴史・文化・風景をバランスよく体験することができるでしょう。ここから始まる旅が、きっと一生忘れられないものになるはずです。
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標高の高い場所で体験すべきこと

ラダックの真の魅力は、レーの町を越えた先に広がっています。曲がりくねった山道を走り抜ければ、まるで別世界に足を踏み入れたような風景が広がります。砂漠と氷河が隣り合い、川が乾いた谷を流れ、山の斜面に古い僧院が静かに佇んでいます。初めて訪れる人にとって、これらの高地エリアは、過酷な登山をせずともラダックらしさを十分に味わえる、忘れられない体験を与えてくれます。

カルドゥン・ラ峠 – 世界有数の標高を体感

過酷な冒険を求めていなくても、カルドゥン・ラ峠は訪れる価値のある場所です。標高5,300メートルを超えるこの峠は、レーとヌブラ渓谷を結ぶ道に位置し、世界でも有数の標高を誇る車道として知られています。雪に覆われた山々、風に揺れる五色の旗、そして圧倒的なスケールの風景が、道中ずっと続きます。

初めての旅行者には、無理をせずゆっくりと移動することが大切です。空気は薄く、高山病のリスクもあるため、出発前にレーでしっかり体を慣らしておくことをおすすめします。それでも峠の上で得られる達成感と360度の絶景は、ラダック旅行のハイライトになるでしょう。

ヌブラ渓谷 – 砂漠と雪山が出会う場所

カルドゥン・ラ峠を越えると、風景が一変します。そこには、ヌブラ渓谷と呼ばれる冷たい砂漠が広がっています。ふかふかの砂丘には二つこぶのバクトリアンラクダが歩き、遠くには雪をかぶった山々が見えます。この地形のコントラストは、まるで中央アジアに迷い込んだかのような気分にさせてくれます。

フンダル村ディスキット村では、静かなホームステイに泊まりながら、ゆっくりとした時間を楽しめます。ディスキット僧院にある大きな弥勒菩薩像から渓谷を見下ろせば、心が洗われるような静けさが感じられるでしょう。夜には人工の光がほとんどなく、星空観察にも最適な場所です。
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パンゴン湖 – ラダックの象徴的な絶景

ラダックを象徴する風景といえば、パンゴン湖の名が真っ先に挙がります。インドとチベットにまたがるこの長い湖は、太陽の光の加減によって青や緑、時には灰色へと表情を変え、その美しさに息を呑むほどです。

映画のロケ地としても有名になりましたが、実際に訪れてみると、湖の静けさと空の広がりに圧倒されます。湖畔にはエコキャンプやロッジが点在しており、日没から星空まで一日を通して大自然を満喫できます。夏でも夜は冷えるため、防寒具の準備はお忘れなく。
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ツォ・モリリ湖 – 静寂に包まれた秘境

より人里離れた絶景を求めるなら、ツォ・モリリ湖をおすすめします。標高4,500メートルを超えるこの湖は、パンゴン湖よりも観光客が少なく、より静かで神秘的な雰囲気が漂います。周辺は湿地として保護されており、夏になると黒首鶴やバーダー・グースなどの渡り鳥が飛来します。

旅の途中では、チャンパ族の遊牧民の暮らしを目にすることもあり、広大な高原に羊やヤクの群れが点在する風景は、まさに絵本の中の世界。写真好きや野鳥観察が好きな方、自然の中で静かに過ごしたい方にぴったりの場所です。

山を越え、湖を訪れ、渓谷を歩く――ラダックのこうした高地体験は、すべて異なる表情を持ち、旅人に深い記憶を残してくれます。初めてのラダックでも、これらの場所ならアクセスしやすく、無理なく絶景と文化に触れることができます。どこに行っても、その一瞬一瞬が心に残るはずです。
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文化好きにおすすめの修道院

ラダックは、静寂と祈りが息づく土地。五色の祈祷旗が風に揺れ、山の中腹に建つ修道院(ゴンパ)は、まるで時を超えた見張り台のように風景の中に溶け込んでいます。初めての旅行者にとって、これらの修道院は単なる観光スポットではなく、ラダックという土地の精神と文化を深く知ることができる場所です。壁画や仏像、祈りの声が響く空間は、静けさと敬意を感じる特別な体験となるでしょう。

ヘミス僧院 – ラダック最大のスピリチュアル・センター

ヘミス僧院はラダック最大の僧院であり、最も有名な仏教寺院のひとつです。レーからおよそ45kmの静かな谷間に建ち、17世紀に創建されたこの修道院は、チベット仏教のドゥクパ派に属し、現在も多くの僧侶が修行を続けています。毎年開催されるヘミス祭では、仮面舞踊や法要が行われ、善と悪の戦いを表現した迫力あるパフォーマンスが見られます。

祭りの時期以外でも、僧院の内部には古いタンカ(仏画)、銅像、そしてグル・リンポチェ(パドマサンバヴァ)の巨大な像など、見応えのある仏教美術が並びます。落ち着いた雰囲気の中で祈りの時間を感じるには最適な場所です。
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ティクセ僧院 – 小さなポタラ宮

レーから約19kmの丘の上に建つティクセ僧院は、その階層的な建築様式からチベットのポタラ宮殿に似ているといわれています。寺院へ向かう石段を登ると、広大なインダス渓谷を見渡せるパノラマが広がり、ラダックならではの雄大な風景に心を奪われます。

僧院内には、高さ15メートルの弥勒菩薩像をはじめ、複数の礼拝堂、僧侶の図書館、そして屋上にあるカフェなどがあります。特に朝日が差し込む時間帯は神秘的で、写真愛好家にとっても絶好のシャッターチャンスとなるでしょう。
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ラマユル僧院 – 月の谷にたたずむ古刹

レーとカルギルの中間に位置するラマユル僧院は、「ムーンランド」と呼ばれる独特の地形に囲まれています。波打つような黄色い岩肌が、まるで月面のような不思議な景観を作り出しており、訪れる人を驚かせます。

ラマユルはラダック最古の修道院のひとつとされており、長い年月を経た建物は風雨にさらされながらも今なお強い存在感を放っています。石の壁に囲まれた本堂の中には祈祷の声が響き、風景と精神世界がひとつになったような感覚を味わえる場所です。
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時間があれば訪れたいその他の修道院

時間に余裕がある方には、レー近郊のシェイ僧院(かつての王宮でもある)や、インダス川を見下ろす静かなスタクナ僧院もおすすめです。これらの僧院は観光客が少なく、静かにゆっくりと見学することができます。さらに、道沿いに点在する小さな祈祷所や仏塔にも、何世代にもわたる信仰の証が刻まれています。

初めてラダックを訪れる旅行者にとって、修道院巡りは文化と精神性に触れる大切な機会です。その壁に描かれた仏画、風に揺れる旗、僧侶たちの読経の声。すべてがラダックという場所の本質を静かに語ってくれます。

初めての旅行者向けのラダックの宿泊先

宿選びは、ラダックの旅全体のリズムや印象を左右する大切なポイントです。特に初めて訪れる場合は、安心して過ごせる宿を選ぶことで、旅がより快適で思い出深いものになります。ラダックには、素朴で温かいホームステイから快適なゲストハウス、湖畔のエコキャンプまで、旅人のスタイルに合わせた宿泊施設が豊富にそろっています。

ホームステイ – 地元の暮らしに触れる

ラダックらしい体験を求めるなら、ホームステイがおすすめです。ヌブラ渓谷やトゥルトゥク、ウレイトポコのような村では、地元の家族と共に過ごすことで、日常の中にある温かさや文化に自然と触れることができます。家庭料理のトゥクパやスキューを一緒に食べたり、ヤクの毛布にくるまって眠ったり——そんな素朴なひとときが、何より心に残る旅の思い出になるでしょう。

初めての旅行者にもホームステイは安心です。多くの家庭では旅行者の受け入れに慣れており、親切に案内してくれます。現地の交通手段や許可証の手配を手伝ってくれることもあります。
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レーのゲストハウスとブティックホテル

快適さや利便性を重視するなら、レーのゲストハウスやブティックホテルが最適です。チャンスパ地区やフォートロード周辺は、初めての旅行者にも人気のエリアで、レストランやATM、旅行会社などが徒歩圏内にそろっています。

これらの宿泊施設は、伝統的な装飾や中庭、屋上からの眺めなど、ラダックらしい雰囲気を楽しめる工夫がされています。朝食付きのプランや、日帰りツアーの手配をしてくれるところも多く、中にはヨガクラスやラダック料理教室を行っている宿もあります。ゆっくり滞在したい方にぴったりです。

パンゴン湖やヌブラのキャンプ – 自然とともに過ごす

より自然に囲まれた体験を求めるなら、パンゴン湖やヌブラ渓谷にあるキャンプでの宿泊がおすすめです。設備のシンプルなアルパインテントから、暖房付きのラグジュアリーテントまで幅広く選べます。湖や砂丘のすぐそばで眠りにつき、朝日で目覚めるという体験は、まさにラダックならではです。

ただし、標高が高いため夜はかなり冷え込みます。十分な防寒対策をし、寝袋や追加の毛布が用意されているか事前に確認しましょう。通信は届きませんが、その分自然とのつながりを深く感じることができます。

宿泊予約のポイント

  • ピークシーズン(6〜8月)はレーの宿を早めに予約しましょう。
  • 飛行機で到着する場合は、初日はレー中心部の宿に泊まるのがおすすめです。
  • 僻地の宿はBooking.comやWhatsAppで直接連絡するのが効果的です。
  • 食事付きかどうかを確認しましょう。村では外食が難しい場所もあります。
  • 特に標高4,000メートル以上の地域では、暖房やお湯の有無を事前に確認しておきましょう。

ラダックの旅では、宿泊先そのものが旅の一部となります。山を望む屋上、薪ストーブのある部屋、地元の人との会話。その一つひとつが、ラダックをより深く味わうための入り口となるでしょう。自分に合った宿を選び、ラダックの時間の流れに身をゆだねてみてください。

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初めて訪れる人への実用的な旅のヒント

ラダックへの旅は、インドの他のどんな旅とも異なります。高地であること、アクセスの限られた場所であること、そして独特な文化背景により、初めて訪れる人にとっては特別な体験となる一方で、少し準備が必要です。このセクションでは、初めての旅行者がラダックを快適に旅するための基本的なアドバイスをまとめました。

高地順応 – ゆっくり動いて深呼吸

ラダックでは空気が薄くなるため、高山病(AMS)のリスクを避けるには、体をゆっくり慣らしていくことが重要です。レーに空路で到着した場合は、到着後48時間は無理せずに過ごしましょう。こまめな水分補給、アルコールやタバコの控え、そして十分な休息が高地順応には欠かせません。

パンゴン湖やツォ・モリリ湖といった標高の高いエリアに向かう前には、レーで2日ほど滞在し、体調を整えてから出発するのが理想的です。ゆっくりと景色を楽しみながら行動することが、健康的で安全な旅につながります。

ベストシーズンはいつ?

ラダックを訪れるのに最適な時期は、5月から9月です。この期間は山道が開通し、天候も安定しやすく、多くの観光施設や交通手段が利用可能になります。7月・8月は緑が豊かで活気がありますが、9月は観光客が減り、澄んだ空気と柔らかい光が写真撮影にも最適です。

冬のラダックは雪景色が美しいですが、交通が制限され、気温も極端に下がるため、初めての旅行者にはおすすめしません。最初の旅は、夏の時期に訪れるのが安心です。

旅行許可証 – どこでどう取得するか

ラダックは国境に近いため、ヌブラ渓谷パンゴン湖ツォ・モリリ湖などへの訪問にはインナーライン・パーミット(ILP)が必要です。インド国籍の方は、レー地区公式許可ポータルからオンラインで申請可能です。外国籍の方は、レーの旅行代理店を通して申請する必要があります。

申請後は、印刷した許可証と身分証明書のコピーを複数用意し、軍のチェックポイントで提示できるようにしておきましょう。ツアーやガイドを利用している場合は、手続き代行してくれることが多いです。

健康・安全・現地でのマナー

ラダックはインドの中でも非常に治安が良く、一人旅や女性旅行者にとっても安心なエリアです。とはいえ、基本的な注意は必要です。飲み水はミネラルウォーターか浄水したものを使い、常備薬や救急セットを携帯しましょう。遠方へ出かける際は、誰かに行き先を伝えておくと安心です。

僧院を訪れる際は、肌の露出を避け、静かに行動してください。僧侶の写真を撮るときは、必ず許可を取りましょう。地元の家庭でバター茶やツァンパ(大麦粉)を勧められたら、感謝の気持ちで受け取りましょう。ラダックではおもてなしの心がとても大切にされています。

通信と現金について

ラダックでは通信状況が限られています。ポストペイドのSIMカード(事前支払いではないもの)のみが利用可能で、特にBSNLやJioが比較的つながりやすいです。ただし、パンゴン湖やツォ・モリリ湖などの僻地ではまったく通信が届かないこともあります。

ATMは主にレーの町に集中しており、郊外では使えないことが多いため、必要な現金は事前に用意しておきましょう。UPI(インドのQR決済)を使える店も増えてきましたが、全ての場所で対応しているわけではありません。

事前にしっかりと準備をすれば、ラダックでの初めての旅は安心して楽しめます。無理をせず、自然のペースに合わせて、雄大な風景と静かな文化をじっくり味わってください。

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初めての旅行者向けラダック旅程例

初めてラダックを訪れる人からよくある質問のひとつが、「何日あればラダックをしっかり楽しめますか?」というものです。もちろん時間が多いほど理想的ですが、5〜7日あれば、高地順応をしながら主要な見どころをしっかり楽しめる旅が可能です。以下は、初心者にも無理なくラダックを体験できる旅程の一例です。

1〜2日目:レー到着と高地順応

飛行機でレーに到着したら、まずはゆっくりと体を慣らしましょう。無理せず、軽く散歩したり、シャンティ・ストゥーパで夕日を眺めたり、レーのバザールを散策したりして、ゆったりと過ごすのがポイントです。温かいバター茶で体を温めながら、空気の違いに少しずつ慣れていきましょう。

2日目には、ティクセ僧院シェイ宮殿ホール・オブ・フェイム博物館などの近場を巡るのがおすすめです。観光は控えめにし、体調を第一に行動しましょう。

3日目:カルドゥン・ラを越えてヌブラ渓谷へ

旅のハイライトのひとつ、カルドゥン・ラ峠を越えてヌブラ渓谷へ向かいます。標高5,300mを超える道中は、ラダックのスケールを肌で感じられる絶景の連続です。午後にはフンダルまたはディスキットに到着し、砂丘の散策やラクダ乗り体験などを楽しみましょう。

夜はホームステイやゲストハウスで静かに過ごし、星空をゆっくり眺めるのもおすすめです。

4日目:ショク経由でパンゴン湖へ

4日目はヌブラからショク経由でパンゴン湖へ向かいます。昼過ぎには湖畔に到着し、まばゆいばかりに輝く水面と、刻々と変わる空の色をじっくり味わいましょう。

湖畔のキャンプに宿泊することで、日没から満天の星空まで、自然の美しさを心ゆくまで堪能できます。防寒対策はしっかりと準備しておきましょう。

5日目:レーへ戻る

朝焼けのパンゴン湖を見届けたら、再び山道を通ってレーへ戻る日です。移動は長くなりますが、途中の風景や小さな村での休憩を楽しみながらのドライブになります。夕方にはレーに到着し、旅の疲れをゆっくり癒しましょう。

6日目(オプション):ヘミス僧院とスタクナ僧院へ日帰り

時間に余裕があれば、インダス渓谷方面へ出て、ヘミス僧院スタクナ僧院を訪れるのもおすすめです。どちらも静かで人も少なく、精神的に落ち着ける空間です。ラダックの文化をより深く感じたい方にぴったりの場所です。

7日目(オプション):出発前の自由時間

帰路につく前に、屋上カフェで朝食を楽しんだり、インダス川沿いを軽く散歩したりと、最後のラダックの空気を満喫しましょう。もしまだ元気があれば、マグネティックヒルグルドワラ・パトゥール・サーヒブなど、短時間で訪れられるスポットもあります。

この旅程は、無理なく高地に順応しながら主要な見どころを楽しめる構成です。時間に余裕があれば、ツォ・モリリやザンスカール渓谷などを追加するのもおすすめです。大切なのは、ゆっくりと、無理せず、ラダックのリズムに合わせて旅すること。それがこの土地の本当の魅力に出会う一番の方法です。

この初心者向けの旅程なら、ラダックの絶景も文化も、そして人々の温かさも、しっかりと感じられるはずです。

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初めてラダックを訪れる人へのよくある質問

ラダックの旅を計画中の方が抱える疑問にお答えします。ここでは、初めてこの土地を訪れる旅行者から特によく聞かれる質問とその答えをまとめました。安心して旅に出られるよう、実用的な情報をお届けします。

ラダックは一人旅や初めての旅行者にとって安全ですか?

はい、ラダックはインド国内でも特に治安の良い地域とされています。地元の人々は親切で、観光インフラも整っており、暴力犯罪はほとんどありません。ただし、僻地に出かける際には事前に誰かに行き先を伝えておくと安心です。また、常備薬や緊急用の連絡手段も携帯しましょう。

ラダック旅行には何日くらい必要ですか?

初めてのラダック旅行には6〜7日がおすすめです。レーでの高地順応に2日、その後ヌブラ渓谷やパンゴン湖など主要スポットを無理なく回るには、このくらいの日数が理想的です。もし10日ほど滞在できるなら、ツォ・モリリやザンスカール方面も加えることができます。

ラダックに行くのに最適な時期はいつですか?

5月から9月がベストシーズンです。この時期は道路が開通しており、天候も安定し、自然の美しさも際立ちます。7月〜8月は花が咲き緑が豊かで、9月は空気が澄んで写真撮影にもぴったりです。冬のラダックは美しいですが、雪と寒さが厳しいため、初めての旅行にはおすすめしません。

ラダックでは旅行許可証が必要ですか?

はい、インナーライン・パーミット(ILP)が必要です。ヌブラ渓谷、パンゴン湖、ツォ・モリリ湖など特定の地域に入るには、許可証の取得が必須です。インド人は公式サイトからオンラインで取得できます。外国籍の方はレーの旅行代理店を通じて申請します。コピーを数部用意しておきましょう。

高山病を予防するにはどうすればよいですか?

到着後はすぐに無理な行動を避け、2日間は安静に過ごしましょう。水分を多めに摂り、アルコールや喫煙は控えます。高地ではゆっくりと動き、疲れを感じたらすぐに休むことが大切です。症状が悪化する場合は、すぐに医師の診察を受け、標高を下げてください。

ラダック旅行には何を持っていけばいいですか?

夏でも防寒具が必要です。ダウンジャケット、インナー用の防寒着、手袋、風を防ぐアウターなどが必須。ほかにも、日焼け止め、サングラス、リップクリーム、常備薬、モバイルバッテリー、懐中電灯などがあると便利です。

ラダックでモバイル通信やインターネットは使えますか?

ポストペイドのSIMカードのみ使用可能です。JioやBSNLが比較的つながりやすいですが、パンゴン湖やツォ・モリリのような遠隔地ではほとんど通信できません。レーのカフェやホテルにはWi-Fiがありますが、速度は遅めです。ラダックでは「つながらない」時間も、旅の魅力のひとつです。

ATMはありますか?

レーの町には複数のATMがありますが、ヌブラ渓谷や湖周辺にはほとんどありません。現金は多めに持参し、特に郊外に出る前に引き出しておくと安心です。最近では一部のお店でUPI(QR決済)も利用可能ですが、通信状況により不安定な場合があります。

子ども連れや高齢の家族と一緒にラダックへ行けますか?

可能ですが、事前に医師と相談し、無理のない日程で行動しましょう。高地順応に時間を取り、標高の高すぎる場所(ツォ・モリリなど)は避けるのが無難です。暖かい衣類、常備薬、おやつなどを多めに用意しておきましょう。

ラダックの食事はどんな感じですか?

ラダックの料理は、素朴で体を温めてくれるものが多いです。トゥクパ(麺入りスープ)スキュー(手打ちパスタの煮込み)バター茶などが代表的な家庭料理です。レーの町ではチベット料理やインド料理、洋風メニューも揃っているので、食事に困ることはほとんどありません。

少しの準備と心構えがあれば、ラダックへの初めての旅は忘れられない体験になるはずです。必要な情報をしっかり把握して、ラダックの自然と文化、そして人々の温かさに触れる旅をお楽しみください。