ルムツェ・ツォモリリ・トレッキング‐10日間
インド・ラダックのルムツェからツォモリリへのトレッキングです。
1日目:レーで高度順化します。
2日目:レーからルムツェへ車で移動します。
ルムツェからキャマル・キャンプへのトレッキングです。
3日目:キャマルからティサリンへのトレッキングです。
4日目:ティサリンからポンアナグへのトレッキングです。
5日目:ポンアナグからヌルチェンへのトレッキングです。
6日目:ヌルチェンからランチュンカルへのトレッキングです。
7日目:ランチュンカルで1日ゆっくり休みます。
8日目:ランチュンカルからキャマヤル・ラ(峠)とギャマル・ラ(峠)を経由してギャマルホマへのトレッキングです。
9日目:ギャマルホマからヤルルン・ニャウ・ラ(峠)を経由してカルゾクへのトレッキングです。
(カルゾクはツォ・モリリ湖のほとりにあります)
10日目:レーへ車で戻ります。
120平方キロの広さをもつツォ・モリリ湖はインドでは最も大きな標高の高い場所にある湖です。
このトレッキングでの最大の見どころは、ラダックの魅力をおもいっきり体感できることです。
7つの峠を越え、10以上の川を渡り、乾燥の地と砂漠があり、果てしなく続く大地を歩きます。
10日間に渡るこのトレックでは、さまざまなところからの個性的なトレッキングチームも歩きます。彼らはどの世界にも属していないように見え、とても自由なのです。
このとても素敵なトレッキングは、ほかのコースでは経験できないものです。
1日目 レーまたはルムツェで高度順化
レーまたはルムツェ(標高3524m)で高度順化をします。
お勧めなのは、高度順化のためレーでゆっくり1日休みをとることです。(このトレッキングだけではなく、他のトレッキングにも言えます)
レーの街を少し歩いてみましょう。高度順化には程よい運動になるでしょう。
レーへ飛行機でやってきたのならば、高山病のリスクは高まっています。
もし体調が悪ければ、トレッキングを中止してください。
明日はルムツェに向かいます。ですので今日は高度に順応するための日として使ってください。
ルムツェのキャンプサイトはだれもがテントを設営することができます。
また誰もが追加料金のお支払いでローカール・ホーム・ステイを選択することもできます。
一部屋400ルピー以上の価格帯になっています。
レーからルムツェに向かうマナリ・レー・ロードの左側の1kmほどのところに、ジャンムー&カシミール・ロッジがあります。
ここに泊まることを選択することもできます。
2日目 レー‐ルムツェ:車での移動、 ルムツェ‐キャマル:トレッキング
レー‐ルムツェ:車での移動 所要時間:2~3時間、距離:79km
ルムツェ‐キャマル: トレッキング:所要時間4~5時間、距離9.5km
標高:4197m~4573m GPS座標:N 33°37.837, E 078 °45.417 ~ N 33°33.255, E 077 °50.533
レー・マナリ・ロードを2~3時間ほど車で移動します。
この素敵な旅路で、インダス川やへミスの僧院、ティクセ僧院などが見られます。
ルムツェの小さな村に到着です。
村はルプシの中にあり、ザンスカールとチベット、ラダックに挟まれています。
ルムツェやギャにほど近い地元の僧院は、108ものストゥーパがあり、700年以上の歴史があります。
チャンタン高原からほどよく近く、ツォ・カルやツォ・モリリ湖に行くためのベースキャンプがあります
ルムツェのローカル・マーケットからレー・マナリ・ハイウェイを1キロほど歩きます。
左手にトレイル・コースが見えてきます。
J&Kツーリズム・ロッジを通過し、チャバ・チュ川の左側を歩きます。
10分後、鉄製の橋が見えてきます。
左手に見える川に架かる橋を渡り、小さな高原の左側を歩きます。
チャバ・チュを離れ、埃舞うルートを歩き、キャマル村に入って行きます。
キャマル川とチャバ・チュが交じりあう場所に出ます。
チャバ・チュを背にして歩き、多くの小さな川が見られます。
小川は比較的簡単に渡れます。20分ほど歩きます。右手に緑の湿地帯の場所にキャンプに適した土地が見えてきます。
川を渡り、左方向に向かいます。
キャマル・キャンプサイトへのトレイルは比較的簡単で、平坦な地形を歩きます。
この日の標高は373mほど上がっただけです。
谷の自然な地形に沿って歩くとコースは渦をまいた感じになります。
30分ほど歩くと、眺めが変わってきます。
緑の湿地帯から砂利道へ変わって行きます。
少し登り、岩の尾根を越えます。
10分後、この高原の麓へ到着します。
ここから谷に向かう3つの道が見えます。
目の前の広い谷を行きます。
それはキャマルの放牧地に向かうには一番良い道です。
30分ほど歩き緑の湿地帯が、キャマル川に沿って再び姿を現します。
川は右手に流れています。
チャンパの遊牧民は、夏の間ここのテントで暮らすことが知られています。
キャマルのトレイル・コースはSUV車でも回ることができます。
キャマル谷は広大な湿地帯です
右側にある川を渡り、左手のコースを行きます。
川を渡ることは比較的簡単です。
谷を45分~60分ほど縦走します。
前方に頂上に雪を被った高い山が見えてきます。
キャマルの放牧地はこの山の麓に位置しています。
30分ほどで山の麓に到着します。
ここからキャマルの緑の草原を見ることができます。
この草原の端まで歩いて行きます。
45分~60分かめて歩きます。
コース右側の川のある場所はキャンプ地に適しています。
キャマルの草原は、3方向を美しい岩の丘に囲まれております。
3日目 キャマル‐キャマル・ラ‐ティサリンへのトレッキング
キャマル‐キャマル・ラ‐ティサリン 標高:4573m‐5121m‐5230m‐5027m 所要時間:8~9時間 距離:15km GPS座標: N 33°31.874, E 077 °53.707 – N 33°30.294, E 077 °54.632 – N 33°29.253, E 077 °55.968
今日は長い1日になります。
早朝に出発し、キャマル山の麓に向かいます。
川を渡り、ルムツェからのトレイル・コースに合流します。
山の麓から、左側の自然なカーブに沿って歩きます。
キャマルの高原の不毛な山岳地に入って行きますが、緑の景色は背後にまだ残っています。
キャマル・ラの麓に行くためにゆっくり登って行きます。
20分ほど歩くと、谷の真ん中に出ます。
ここから、右側をSUV車でのツアーグループが走って行きます。
コース上の奇岩スポットを左手から横切って行きます。
正面にキャマル・ラの麓が見えてきます。
右側にはキャマル・ナラ(川)が見えますが夏の間は干上がっています。
峠に行くためには長い距離を歩きます。
後ろを振り返るとザンスカール山脈が見え、特にカン・ヤツェ山の眺めは素晴らしいです。
1時間ほどで峠の麓へ到着します。
キャマル川の石と岩でできた小さな橋が見えてきます。
右手に風が舞うコースを歩きます。
ここから峠に向けて急坂を登って行きます。
峠まですぐのところに小さな花々が点在して咲いてます。
キャマル峠は高い標高の砂利道です。
毎年、夏の間(7,8月)は雪はありません。
峠にはシバ神が祭られているお寺があります。
そしてタルチョ(旗)もたなびいています。
峠からの360度に広がる景色に心洗われます。
キャマル谷を背にして、尾根の右側を下って行きます。
15分ほど歩くと下り坂は急になります。
下るとタサ・プの川があります。
コースは滑りやすいので、ガレ石に足をとれあれないように気を付けてください。
もし下りてる最中に雨が降ってきたら、十分気を付けて下ってください。
川に向けて30~45分ほど下ります。
川に到着するために左の方向に歩きます。
タサ・プ(川)を渡ります。
2つの谷が目の前に広がっています。
左の谷へ進路を取ります。
マンダチャンラ(峠)に向かい登って行きます。標高差289mものとても厳しい登りがあります。
ヒマラヤ・アイベックス、マーモット、野生のうさぎなどの元気な姿がが見られます。
最初は峠の麓まで徐々に登って行きます。
峠の頂までは2~3時間ほどかかります。
山は乾燥しており雪はありません。
昼間はとても暑く、水分を十分取って、ゆっくりと登って行きます。
晴れてる日は35度まで気温が上がります。
マンダチャラン峠には石塚にタルチョ(旗)がたなびいています。
頂上から見える景色はキャマル峠にはないような美しさが見られます。
尾根の下のほうにはティサリンの集落が見えます。今日最後の目的地です。
北の方角には谷を越えたところにパンゴンの山々の頂が見えます。
尾根の右側を進みボウル型をした渓谷に入って行きます。
コースを2キロほど歩いて行きます。
名前がない山の頂に向かって道を登って行きます。
峠からは下に広がる緑のティサリンのキャンプ・サイトが見えます。
今日のトレッキングも終わりに近づきました。ティサリンのキャンプ場に向かって下りて行きます。
渓流を渡り、シブク・ラ(峠)の麓に広がる湿原のキャンプサイトに到着です。
ティサリンは、マンダチャランとティサリン峠に挟まれた高いところにある緑で覆われた土地です。
4日目 ティサリン‐シブク・ラ(峠)‐ポングナグ(ツォ・カル(湖)キャンプサイト)へのトレッキング
ティサリン‐シブク・ラ(峠)‐ポングナグ(ツォ・カル(湖)キャンプサイト)標高:5027m‐5294m‐4586m 所要時間:6~7時間 GPS座標:N 33°28.339, E 077 °56.650 to N 33°21.606, E 077 °57.562
とても暑い午後の日差しを避けるため朝早く出発します。
この日の最初のトレッキングはキャンプサイトに隣接しているシブク・ラ(峠)への短く安全な登りです。
頂上まではおおよそ1.5kmほどです。
標高差289mほど登って行きます。
渓流を越え、シブク・ラの麓に向かいます。
南東に向かって歩きます。峠の頂上がよく見えてきます。
頂上にたどり着くための道はいくつかあります。
最短ルートは、左側から渓流を越え、頂上に向けて真っ直ぐ進みます。
このルートが一番の近道です。
しかし。このルートは最大の傾斜があり、とても厳しいです。
他のルートも左側からアプローチして、峠の頂に向かいます。
このルートは長く、始まりは、ゆっくり少しづつ登って行きます。
1時間ほどでシブク・ラの頂に到着します。
峠の頂からのティサリンの眺めは大変美しいです。
右方向にはとてつもなく広いツォ・カル渓谷が広がっています。
遠くには塩湖であるツォ・カル湖を垣間見ることもできます。
ツセ山(標高6050m)とグルサン山(標高6370m)がそびえている姿も見えます。
広大な肥沃な土地を見ながら、頂上からツォ・カル湖へ急坂を下りて行きます。
チャンパの遊牧民が家畜と共に良くこの土地の訪れます。
ここからポングナグまでは4~5時間です。
1時間後岩で埋め尽くされたがれ場を行きます。
ツォ・カル湖のある盆地の景色は、以前の下り坂で見た時よりも近く感じられます。
2~3時間ほど下り、シブク・ラの谷を出て、ツォ・カル地区に入って行きます。
右側のルートを歩いて行き、谷へ入って行きます。
ここのコースははっきりと見えます。
黒ずんだような不毛の土地は、日が進むにつれて何層にも見える色が、変わり続けます。
岩の尾根に着くと、道しるべのための2つの紋章があります。
30~45分ほど歩きます。
高原を歩くとき、右方向から風が吹いてきます。
15分ほど歩き、ツォ・カル湖全体が見下ろせます。
自動車道も見えてきます。
その道はレー・マナリ・ロードから続いています。
この道は東に向かい、ポロコンカ・ラ(峠)を渡り、プガ渓谷へ下りて行きます。
そして南へ向かい、ツォ・モリリ湖に行きます。
右方向へ歩いて行きます。この道を渡った後にポンアナグのキャンプサイトがあります。
20分ほど歩くとキャンプサイトです。
長いフェンスで囲まれた牧草地の左側を歩きキャンプサイトに到着します。
これは短いルートとなっています。
ポンアナグにはテント設営に適した場所があります。
テントの準備はできています。
近くのツグジェ村ではサテライト・フォンも使えます。キャンプサイトから3kmのところにあります。
キャンプ地は自動車道にもつながっています。
もし必要ならば、オプションでレーからの車をアレンジすることも出来ます。
5日目 ポンアナグ‐ヌルチェンへのトレッキング
ポンアナグ‐ヌルチェン 標高:4586m‐4665m 所要時間:6~7時間 距離:16km
今日は比較的簡単なコースです。
南に向けてのトレッキングです。ツォ・カル湖の岸を歩きます。
左側に見える湖の岸を行き交うジープトレイルも楽しいかもしれません。
オグロヅルやアカツクシガモが見られます。
トレイルのコースには数件の茶屋があります。またそれらはチャンパの遊牧民が冬季のシェルターとしても使っています。
ヌルチェンとチャンパ村に向かうにつれて、谷は広がっていきます。
ザンスカール山脈が迫ってきます。ホルラム(コンカ)・ラ(峠)の尾根を簡単に見つけることができます。
今日一日の大半のトレイルは穏やかな上り坂です。
ヌルチェンまでは長い距離を歩きますが、比較的簡単なトレッキングです。このルートは骨まで凍りつくような冬場にチャンパの遊牧民によって使われます。
夏の間、遊牧に出かけ誰もいないので、ヌルチェンはまるで廃墟化したゴースト・ビレッジのようです。
ホルラム・ラの尾根の南西側から美しい渓流が、流れ落ちています。
渓流はヌルチェン・ルンパとして知られ、ツォ・カル湖に流れて行きます。
渓流の近くでテントを設営して、一泊します。
6日目 ヌルチェン‐ホルラム・ラ‐ラチュンカルへのトレッキング
ヌルチェン‐ホルラム・ラ‐ラチュンカル 標高:4665m‐4968m‐4921m 所要時間:4時間 距離:9km
今日のトレックも簡単なルートの一つです。
ホルラム・ラの峠越えは他のトレックとくらべると比較的簡単な方です。
ヌルチェン川の浅瀬を歩き、南西のツォ・モリリ渓谷に向かって歩きます。
徐々に峠を登って行きます。
ターコイズ・ブルーの鮮やかなツォ・カル湖が後ろに見えます。
チャンパの遊牧民たちが、ラチュンカルの居住区へ移動している姿を、さまざまなルートで見られます。
またこのルートはチベット・ロバや野生の馬たちの繁殖地にもなっています。
砂利や小石のルートに丈の短い野草たちが生えています。
SUV車が通る道にもなっていて、道は広く比較的快適に歩けます。
峠からは美しい眺めが広がります。
峠に到着することは、とても簡単です。それは今まで登った峠と比較してもとても簡単な部類です。
スパンルン・セルパ川流域の緑の湿原に下りて行きます。
40分ほど丘の尾根を下りて行き、川流域の湿原に到着します。
湿原のぬかるみは歩かないようにしてください。
川の浅瀬を注意深く歩いてください。
ラチュンカルのキャンプサイトまで残り5kmほどです。
次の川のほとりでキャンプを設営し一泊します。
7日目 ラチュンカルで休息
ラチュンカルで1日ゆっくり休息を取ります。
これからの2日間は、難しい峠越えがあります。今日は高い標高でのトレッキングで疲れた体を癒します。
8日目 ラチュンカル‐キャマヤル・ラ‐ギャマル・ラ‐ギャマルホマへのトレッキング
ラチュンカル‐キャマヤル・ラ‐ギャマル・ラ‐ギャマルホマ 標高:4921m‐5419m‐5394m‐5149m 所要時間:6時間 距離:13km
今日はトレッキングの長い1日となります。
今日は今まで登ってきた峠と比べても、とても手ごわい峠になりそうです。
この日のチャレンジは川の浅瀬を行きます。ちょっと他のルートにはない楽しみ方ができます。
早朝にスタートします。
南方向のキャマヤル・ラ(峠)へは、わかりやすいコースです。
峠の麓に向かうとき、川の左側を歩きます。
1時間後、右方向にキャマル・ラ(峠)の頂上が見えてきます。
峠に向けて登って行きます。
1時間でキャマル・ラ(峠)の頂上にたどり着きます。
振り返って見ると、ホルラム・ラ(峠)の尾根が見えます。
ツォ・カル湖がホルラム・ラの後ろに見えます。
北に目を向けると、カン・ヤツェが遠くに見えます。
正面には広大なギャム・チュ渓谷が横たわっています。
ギャム・チュの広大な河川流域に下って行きます。
最初の川に着くと、ヤク飼いも使う牧草地に到着するまで川の横を歩きます。
ここから川の浅瀬を進み、ギャム・チュ流域に入って行きます。
遠くに雪を被ったメントク山脈の下にはいくつかの高原が広がっています。
ギャマル・ラの尾根は高原の真ん中にあります。
コース上にはヤクも横たわっていることでしょう。
急坂を峠に向けて登って行きます。
ゆっくりとかつしっかりしたペースで峠に登って行きます。
2時間ほどで頂上に到着です。
頂上にはきちんと配置されたタルチョ(旗)がたなびいています。
メントク山脈(ⅠとⅡ)はここから南の方角にしっかりと見えます。
ギャマル流域の乾燥した地帯へ峠を下って行きます。
川のほとりへたどり着き、足をしっかりふみしめ、川を渡る爽快な経験をしてみましょう。
この川は水量が豊富で深いです。
深い川の瀬の岩の上を飛び跳ねたり、川の中を歩きます。
最初の川を渡ったらすぐに次の川が現れます。
同じ感じで川を渡ってみましょう。
川を渡った後は、暖かくし、濡れた部分はきちんとふき取りましょう。
水はとっても冷たいです。
ここから南に進み、ギャマル川流域に向かいます。
川を渡るとギャマルホマ・キャンプサイトがあります。
川のほとりを歩き。この日の最後の川を渡ります。
ギャマルホマはチャンパのヤク飼いが頻繁に訪れるとても美しい草原です。
場所はとても素晴らしいキャンプ地です。
メントクⅠ、メントクⅡへの登山のベースキャンプ地でもあります。
9日目 ギャマルホマ‐ヤルルン・ニャウ・ラ(峠)‐カルゾクへのトレッキング
ギャマルホマ‐ヤルルン・ニャウ・ラ(峠)‐カルゾク 標高:5149m‐5437m‐4539m 所要時間:6時間 距離:14km
今日の景色は、このトレッキングで一番美しいかもしれません。
今回のトレックで一番高い峠を越えます。
ヤルルン・ラ(峠)は標高5437mの峠で、このトレック中一番の眺めが見れます。
川のある谷を南東に向かってトレッキングをします。
牧草地を後にし、1時間ほど歩くと、岩場の場所に出ます。
谷は不毛で、落石が起こりやすい地形です。
何本かの川の浅瀬を渡ります。
コース上には石塚があり、道に迷わないための道標の役割をしています。
2時間ほどでメントク高原が見えてくるでしょう。
ヤルルン・ニャウ・ラの背は、徐々に方向を上げていくとその姿がはっきりと見えるようになります。
高く上るにつれ、風に巻き上げられた埃や砂が体を打ち付けます。
頂上に着くと、最初に見えるのがツォ・モリリ湖の圧倒的な美しさです。
湖は大きく、視界のほとんどを支配しています。
ここからは登山で人気のあるチャムシェル・カングリ(6621m)やルンセル・カングリ(6665m)が良く見えます。
今回のトレッキングで一番高い場所に立っています。峠を下る前に、しばらくの間はこの絶景が続きます。
ツォ・モリリ湖に向けて900mほど下って行きます。
カルゾクまでのすべてのトレイル・コースはツォ・モリリ湖のほとりに位置しています。
1時間ほど下るとカルゾク・プの牧草地に到着します。
ここらへんは夏の間、チャンパ遊牧民の放牧地になります。
ここからのコースは乾燥した砂漠の谷を曲がりくねりながら進みます。カルゾクまでの道のりは独自の美しさがあります。
渓流のほとりを歩きます。川はツォ・モリリ湖の湿原地帯に流れ込みます。
安定したペースで2時間ほど歩き、向こうに渓流があるカルゾクのキャンプサイトに到着します。
左方向に向かい、カルゾクの築500年ほどの仏教僧院を訪問します。
衛星電話のブースは僧院に隣接しています。
きれいなキャンプ地で一泊します。
10日目 レーへ
レーへ戻ります。標高:4539m~3524m 所要時間:6~7時間 距離:211km
カルゾクへのトレッキングは終了しました。
カルゾクからレーへ車で戻ります。
6~7時間ほどの旅となります。
カルゾクからレーまではおおよそ211kmです。