カン・ヤルツェ登山-11日間
インド・ラダックのカン・ヤルツェへ登ります。
行程
1日目:ジープでスピトクへ移動、ジンチェン谷までトレック。
キャンプ地に到着です。
2日目:へミス・ナショナル・パークを訪問。その後ストク・レンジへの登山。
休息後、キャンプ地に行くためにユルツェ村と通って、ルンバックに行きます。
3日目:朝食後、ガンダ・ラに登っていきます。途中で昼食をとり、シンゴまで降りていき、スキウのキャンプ地まで歩き、この日は終了です。
4日目:峡谷を歩き、マルカ谷に行きます。
5日目:カン・ヤルツェを見ながらマルカ沿いを歩きます。
昼食後はタチュンステ・キャンプに向かいます。
6日後:ニマリンキャンプまで歩きます。
7日目:二マリンからベースキャンプへ登って行きます。
8日目:ハイ・キャンプで休息します。
9日目:ハイ・キャンプから山頂に向かい、またニマリンに戻り、休憩します。
10日目:朝食後、コンマル・ラを渡り、シャン・ゴルジュまでのトレッキングです。
休息後、夕刻にシャン・スムドに到着します。
11日目:マルツェランまでのトレックです。僧院に立ち寄りレーに帰ります。
詳細行程
1日目 スピトク-ジンチェンへ
スピトク-ジンチェン(4~5時間)。レーから早い時間にジープでスピトクに向かいます。そこにはギアを運ぶための馬たちが準備されています。
トレッキングエリアは通常のジープ道から始まり、途中から車では通行できなくなる荒れた道につながります。水と日焼け止めはここではとても重要です。
3時間ほど荒野を歩いた後、美しいルンバク川が力強いインダス川に流れ込む、青々と茂ったジンチェン谷に到着します。
私達のキャンプ地がある峡谷の集落には二軒の家があり、その村の名のジンチェンは広大な土地を意味しています。
この日の残り時間はゆっくりと休んだり、川で泳いだりして過ごせます。
2日目 ジンチェン-ガンダ・ラ・ベースへ
ジンチェン-ガンダ・ラ・ベース(3~4時間)。今日はへミス・ナショナル・パークまでのトレイルです。ラダック・ヤギ、赤きつね、マーモット、野生犬、山うさぎ、豹、山猫、チベット狼、ブルーシープのようなワイルド・ライフを観察できる幸運にも恵まれるかもしれません。
入場料を支払い、幾度となく素晴らしい渓谷がある広大なストク・レンジを体験できます。
ルンバクに到着する前、地元の農家の女性が経営する茶屋で休憩します。
温かいお茶を頂いた後、ルンバクを通り、ユルツェ村落を渡り、ガンダ・ラ(4545m)の麓の手前にあるキャンプ地に行きます。
キャンプ地からは素晴らしいストク・カングリやストク・レンジ全体を見渡すことができます。
3日目 ガンダ・ラ・ベースからスキュへ
ガンダ・ラ・ベース-ガンダラ・ラ経由スキュ(4900m、6~7時間)。朝食後、ガンダ・ラまでの二時間のトレイルを始めます。素敵なザンスカールとストク・レンジの眺めはお客様の疲れを忘れさせます。
風習であるチョルテン(仏塔)やタルチョ(旗)は、ブルーシープやマーモットが広範囲に渡り生息している峠の頂点でよくみられます。
休憩後、シンゴに向けてゆっくり歩きはじめます。そして昼食を取ります。
素晴らしい景観の峡谷を通り、スキュウ(3300m)のキャンプ地に到着し、本日のトレイルを終わります。
神聖な僧院と古い城塞の跡(王族がスリナガルに行く途中での休憩場所として使われた)があるところに、平和なコミュニティがあります。
4日目 スキュ-マルカへ
スキュ-マルカ(7~8時間)魅力的な優しい平坦なトレッキング・ルートを通り、マルカ川を探検します。
コースは様々な場所で川を横切り、ラトス(土着の神々の神社)やマニ・ウォール(仏教徒によってマントラが書かれた石群)に囲まれた冬季の間だけ使われる集落も横切ります。
シーズンを通して、多くのテント茶屋があります。そこで旅行者のために用意された茶菓子をいただき活力を得ましょう。
この日最後の川を渡った後、マルカへの上りのトレックです。峡谷の中にある大きな村は20軒ほどの家があります。私たちは僧院や朽ちた砦に向かいます。
5日目 マルカ-タチュンツェへ
マルカ-タチュンツェ(5~6時間)マルカ谷のルート沿いには、谷にある危険な大きな崖の上にしたり顔で鳥たちがとまっており、昔の石挽や崩れ落ちそうな城や福を呼ぶテチャ僧院があります。まだまだ私達が元気ならば、ここにとどまる価値はあります。
何度も川を渡り、谷の最後の集落を通ります。
ウムルンの村落を離れ、カンマル・ラ(峠まで)トレックすると、初めてカン・ヤルツェ山が見える場所に出ます。
峡谷の最後の村ハンカルで昼食を取った後、美しい緑しげるタチュンツェに向かい、ここでキャンプをします。
6日目 タチュンツェ-ニマリンへ
タチュンツェ-ニマリン(4時間)本日トレックで、素晴らしいニマリンの上手にある土地に向かいます。マルカ谷の人々は、夏の間、美しい牧草地で家畜の草を取ります。
コース上の最も高い二マリンのキャンプ地は標高4700mです。右手には壮大なカン・ヤルツェが見え、その麓にはザンスカールとマルカ谷が広がります。
7日目 マリン-カン・ヤルツェ・ベースキャンプへ
マリン-カン・ヤルツェ・ベースキャンプ。ニマリンから徐々に高度を上げていきます。
ベースキャンプの標高は5200mです。
8日目 ベース・キャンプ-ハイ・キャンプへ
ベース・キャンプ-ハイ・キャンプ(4時間)今日、朝方は蓄積されてきた疲れを取ります。
しっかりとった休憩後、急坂を2時間ほどかけてハイ・キャンプへ登っていきます。
短い登山にもかかわらず、高い標高が、歩みを遅くしています。
9日目 ハイ・キャンプ-登頂-ニマリンへ
ハイ・キャンプ-登頂-ニマリン(9~10時間)登山の終了まであとすこしです。午前2時に出発します。肉体的にも心理的にもここが踏ん張りどころです。
しかし、一度登頂(6200m)し、チベットの圧倒的なパノラマ風景そして広大ザンスカールとなカラコラムのエリアを見ると、疲れなどいっぺんに飛んでいき、また体の底から暖かさがこみ上げて来ます。
頂上で一時間ほど過ごした後、ニマリンに向けて降りていきます。午後は、壮大な瞬間に立ち会ったことを満足気に思い出したりして、ゆっくり休みます。
10日目 二マリン-シャンスムドへ
二マリン-コンマルラ(5200m)経由シャンスムド(7時間)素敵な朝食後、トレイルで難しいコンマル・ラの峠越えに挑みます。
そこからは山々の周りに広がる盆地や峡谷が広がっているのが見えます。
切り込んだダウンルートを二時間ほど下り、奇妙な超自然的な形の岩を見ならが、標高を徐々に下げてシャン谷へ向かいます。
時折川の流れが、私達がチュスクルの温泉(アムチによって伝統的な医療として使われます)にたどり着く前に、ルートを遮ります。
休憩後、シャン・スムドに着く前に、いくつかの村落を通過します。シャン・スムドで最後の夜を過ごします。
11日目 シャンスムド-マルツェラン、そしてレーへ
シャンスムド-マルツェランとへミス経由レー(2時間トレック、1時間ドライブ)ジープロードを意気揚々と2時間ほどマルツェランに向けて歩きます。ここでジープが私達をピックアップします。
レーに着きましたら、へミス、シェイ、ティクセのような僧院を廻ります。