ラマユル・ダルチャ・トレッキング‐20日間
インド・ラダックのファンジラ(ラマユル地区)からダルチャへのトレッキングです。
1日目 レー‐ラマユル経由ファンジラに車での移動
レー‐ラマユル経由ファンジラ(所要時間:5時間)早朝、ジープでレーからラマユルに向かいます。
途中、ラダックで一番古くとても人気がある僧院群を訪問します。
ラマユル、リキル、アルチ僧院は実際に訪問する価値のある魅力的な歴史があります。
ファンジラに到着し、キャンプで一泊します。
2日目 ファンジラ‐ハヌパタへのトレッキング
ファンジラ‐ハヌパタ(所要時間:5~6時間)今日は長いトレックの一日が始まります。
ファンジラ谷からの短いトレッキングの後、谷はもっと狭くなっていき、川の上の1000mほどのところに石の壁がある美しい谷は入って行きます。
ザンスカール川が谷をえぐり、より深い谷を作っています。そしてこの不毛の地には、過酷なほどに美しいバラの花が咲いています。
素晴らしい眺めの谷を出て、ハヌパタ村(標高3760m)に到着後、川の近くのキャンプ地で一泊します。
3日目 ハヌパタ‐フォトクサルへのトレッキング
ハヌパタ‐シル・シル・ラ(峠)経由フォトクサル(所要時間:6~7時間)川を渡って、シル・シル・ラ(峠 4850m)に上る前に、広いスポン谷歩きます。
峠の頂上からはザンスカール山脈が良く見え、次の峠シンゲ・ラ(峠 5090m)からも同じように良く見えることでしょう。
フォトクサル村(標高4200m)に2時間30分ほどかけて下りて行きます。村は緑の土地に囲まれ、崖の谷間に挟まれたところにあります。
コースは村の右方向へ、谷に隠れているスムドに向かって歩きます。
居心地のいいキャンプは村の近くで設営します。十分な休息を取ってください。
4日目 フォトクサル‐シンゲ・ラ・ベースへのトレッキング
フォトクサル‐シンゲ・ラ・ベース(所要時間:5~6時間)小さい峠のブミクツェ・ラ(標高4200m)を越え、大きく豊かなフォタン谷へ入って行きます。
この優しいコースは景色を楽しみながら歩けます。村人はヤクや馬を放牧しています。
ザンスカール・トレックの魅力の一つは、絶えず変わって行く風景です。
頻繁に道を曲がり、峠を渡ると、また新しい世界が現れます。深い渓谷、緑燃える大地、壮大なザンスカール川が世界と命をはぐくみます。
シンゲ・ラ・ベース(峠 4600m)のキャンプにゆっくりと登って行きます。
5日目 シンゲ・ラ・ベース‐ゴンマへのトレッキング
シンゲ・ラ・ベース‐シンゲ・ラ経由ゴンマ(所要時間:6~7時間)シンゲ・ラ(峠 5090m)に向かって徐々に登って行きます。シンゲ・ラの意味はライオン峠です。最後のほうの数百メーターは急坂です。峠の頂上からは驚くほど素晴らしい眺めが味わえます。
峠から数百メータほど急坂を下ります。
徐々にキウパ・ラ(峠 4400m)に登る前に、ザンスカール川を見下ろしてトレイルをします。緑の優しい形の山々が見えます。
峠からは急坂をつづら折りに下り、ゴンマ村(標高3840m)に向かいます。
6日目 ゴンマ‐ラナンへのトレッキング
ゴンマ‐リンシェド経由ラナン(所要時間:6~7時間)優しいコースをゴンマから1時間ほどでリンシェド村が見えるマルグム・ラ(峠 4400m)へ登って行きます。
リンシェド村にはゲルク派の僧院があり、60人ほどの僧侶が生活しています。
村全体は大きなエリアに広がっていて、緑の土地や大麦畑に囲まれています。
リンシェドの僧院を訪問後、ラナンに向けて歩きます。
7日目 ラナン‐ジンチェンへのトレッキング
ラナン‐ハヌムル・ラ経由ジンチェン(所要時間:6~7時間)急な長い登りをハヌムル・ラ(標高4950m)へ向けて歩きます。
峠から見える北のシンゲ・ラとラダックの山々の雪を被った峰は、とても壮大です。
スネルツェへ急坂を下る前に、1時間ほど簡単な下り坂が続きます。
ちょうどスネルツェの上の方に遊牧民のキャンプがあります。時々ここでは、新鮮なチーズ、ヨーグルト、ミルクなどが頂けます。
河床に化石を探しに行くこともできます。村人は時々自分たちが見つけた素晴らしい化石を見せてくれます。
インドのプレートが約5000万年前にアジアの大陸にぶつかったとき、ヒマラヤ山脈が形成されました。
ザンスカール山脈は海の堆積物で形成され、ラダックの山脈は2枚のプレート間の摩擦によって発生した高熱で生まれた花崗岩で形成されています。
しばらくスネルツェで休んだ後、オマチュ川へ水浴びをしに行くこともできます。
8日目 ジンチェン‐ハナムルへのトレッキング
ジンチェン‐パルフィ・ラ(峠)経由ハナムル(所要時間:4~5時間)早朝、パドゥムに到着する前に、最後の峠パルフィ・ラ(標高3950m)に向かいます。コースは低木に囲まれていて、つづら折りに峠へ登って行きます。
このエリアには ブルーシープだけでなく、ヒマラヤヒグマの巣もあります。
峠からはザンスカール川のほとりのハナムル村(標高3380m)に下りて行きます。ここのキャンプサイトで一泊します。
9日目 ハナムル‐ピシュへのトレッキング
ハナムル‐ピシュ(所要時間:4~5時間)ザンスカール川に沿って歩く比較的簡単なルートです。
途中で、ピドモ(標高:3420m)の峠に行きます。小さな村には数家族が住んでいます。
2~3時間ほど歩いてピシュ(標高3470m)に向かいます。村はザンスカール川の西のほとりに位置しているのが見えます。
ハナムル、ピシュ、ピドモは、川の違う場所にあるツァザルとホニアと一緒にザンラ王国を構成していました。
ピドモの入り口は、チョルテンと経文を経文が彫ってある石がありあます。ここから草原のキャンプサイトを見つけます。
10日目 ピシュ‐パドゥムへのトレッキング
ピシュ‐パドゥム(6~7時間)今日は、乾燥して砂埃舞うジープ・ロード沿いを歩く比較的簡単なルートです。
ピシュからルートは、ザンスカール川のほとりを歩きながらリナム(3550m)に向かいます。
カルシャ(3600m)に着くと、有名なカルシャ僧院を訪問します。
カルシャ僧院:カルシャ僧院はゲルク派の中でも最も大きな僧院の一つです。それは10世紀に建立されました。
そして140人の僧侶が住んでいます。
それらは丘の斜面にあり、そこからは谷全体が見下ろせます。
僧院を訪問後、パドゥム(3531m)に向かって歩きます。パドゥムはザンスカールの中心の街で、ここでザンスカール渓谷のさまざまな商品が流通しています。
11日目 パドゥム‐ラルへのトレッキング
パドゥム‐ラル(6時間)ラルまでの砂埃舞う最近作られた道を歩きます。シラ村や、大きく美しい彫刻がほどこされたマニ車で有名な僧院があるバルダン村を通ります。
バルダンからは高原や村やムネ僧院に入る前に、ツァラプ川に沿って2~3時間歩きます。
40分ほど歩くとラル・キャンプに到着です。
12日目 ラル‐ペプラへのトレッキング
ラル‐ペプラ(5~6時間)ツァラプ川のほとりまでの急斜面を下りる前に、ラルからの平坦な道を歩きます。
川沿いを歩いてペプラ・キャンプ(標高3850m)へ向かいます。
13日目 ペプラ‐プルネへのトレッキング
ペプラ‐プルネ(5~6時間)馬たちがいるのでコースは結構厄介です。
アップダウンを繰り返しながら進みます。小さい川をいくつか渡り、スルレやチャルの村に向かいます。
ツァラプ川とカルギャク川が交差している谷へ歩きます。橋を渡りプルネ村(3700m)へ登って行きます。するとキャンプサイトが見つかります。
14日目 プクタル僧院へのトレッキング
プクタル僧院(3850m)への一日トレック。プクタル僧院は、岩山の壁にへばりついているところに、巨大な洞窟をくりぬいて作ったホールや僧侶の白い色の居住区があり、それらは石灰岩の壁に挟まれていて、ラダックの中でもとても壮大な景色を作っています。
僧院はゲルク派に属しています。冬そして泉が凍っている時も、昔から現在まで聖なる泉の周りに僧院はあり続けました。
僧院の内部は、初めてザンスカールに入ったヨーロッパ人の一人で、最初に経文をチベット語から英語に訳したアレクサンダー・チョーマ・ド・ケーレス(ハンガリーの歴史家)の碑文があります。
僧院訪問後、プルネに戻り一泊します。
15日目 プルネ‐テタへのトレッキング
プルネ‐テタ(2時間)早朝、カルギャク川にかかる橋を渡り、ヤルの居住区に向けて進みます。
巨大で、肥沃な大地の中にある白い砂漠のテタ村に急坂を登って行きます。(3950m)
16日目 テタ‐カルギャクへのトレッキング
テタ‐カルギャク(5時間)今日は優しいコースです。まもなくチョルテンが点在するカル村に到着します。
村の外側を囲む石の壁は、荷物を運ぶ役割の牛、馬、ロバなどに踏み荒らされないようにフィールドを守っています。
タンゼ村の下の方にある橋を渡り、カルギャク村(4050m)への5kmを歩きます。この村はザンスカール・エリアで最も高い場所に恒久的な居住地です。
キャンプサイトは川のほとりにあります。
17日目 カルギャク‐ラクハンへのトレッキング
カルギャク‐ラクハン(4~5時間)早朝、エーデルワイズがたくさん自生するヤクのいる放牧地を横切り、グムブランジャンという名でして知られる不思議な一枚岩のある場所に向かいます。
その後ラカンにある羊飼いの野営地に到着します。
壮大なヒマラヤ山脈が見えるキャンプサイトで一泊します。
18日目 ラクハン‐ラムジャクへのトレッキング
ラクハン‐シンクル・ラ経由ラムジャク(7~8時間)急坂の登りで今日の一日は始まります。山岳地帯を横切り、シンクル・ラ・ベースへ向かいます。
パスの北側の氷河から流れ出る渓流を横切る時、靴がびしょびしょに濡れるかもしれません。
ここから、シンクル・ラ(4980m)への登りは、シーズン後には雪原やがれ場を横断するコースになります。
石塚にタルチョが峠の頂上にたなびいており、ヒマラヤそしてバララチャ山脈の壮大な景色が楽しめます。
谷に向かって急坂を下りて行きます。
ラムジャク・キャンプ(4290m)に到着です。
19日目 ラムジャク‐パラモへのトレッキング
ラムジャク‐パラモ(4~5時間)今日は岩場を歩きます。いくつもの渓流を渡り、痩せた牧草地を歩きパラモ(3600m)に到着です。
20日目 ザンスカール・スムド‐ダルチャへのトレッキング
ザンスカール・スムド‐ダルチャ ダルチャ川の上に架かる橋を渡り、ラリグ村へ下って行き、ついに最終目的地のダルチャ(3350m)へ到着です。
道には食堂とキャンプサイトが並んでいます。ここからレーやマナリに向かう車に乗ります。