Itinerary
ここでは、この忘れがたいトレッキングの日別の詳細な行程をご紹介します:
1日目:スピトゥク〜ジンチェン(4〜5時間)
冒険はレーからスピトゥクまでのジープ移動から始まります。ここから、未舗装の道を歩き、徐々に人里離れた乾燥地帯へと入っていきます。約3時間のハイキング後、ジンチェン渓谷に到着。ルンバック川とインダス川が合流するこの緑豊かな場所に最初のキャンプを設営します。小川のそばでリラックスしたり、周囲を散策したりしてお過ごしください。
2日目:ジンチェン〜ガンダラ・ベース(3〜4時間)
今日はヘミス国立公園に入ります。ここではラダッキ・ウリアル(野生ヤギ)やアカギツネなどの野生動物に出会える可能性があります。入園料を支払った後、ストク山脈を見渡せる峡谷を登っていきます。ルンバック村を通過し、最終的にガンダラ・ベースキャンプに到着。ストク・カングリの絶景が広がります。
3日目:ガンダラ・ベース〜スキウ(ガンダラ峠経由)(6〜7時間)
早朝、標高4900mのガンダラ峠まで約2時間の登りに挑戦します。峠ではザンスカール山脈の絶景が広がり、タルチョ(祈祷旗)やチョルテン(仏塔)が飾られています。シンゴへの短い下りを経て、美しい峡谷を抜け、スキウ(3300m)に到着。ここには歴史ある僧院や古代の砦の遺跡があります。
4日目:スキウ〜マルカ(7〜8時間)
この日はマルカ川沿いを歩きます。いくつかの川を渡りながら、冬の間だけ使われる小さな集落や、マニ壁(仏教の祈祷石の壁)を通過します。最後の川を渡った後、マルカ村に到着し、キャンプを設営します。
5日目:マルカ〜タチュンツェ(5〜6時間)
出発後まもなく、テチャ僧院を通過します。僧院は崖の上に建ち、マルカ村を見下ろしています。いくつかの川を再び渡りながら、谷の最後の村ハンカルへと進みます。昼食後は緑豊かな草原を進み、タチュンツェのキャンプ地に到着します。

6日目:タチュンツェ〜ニマリン(4時間)
今日は標高4700mの高地放牧地ニマリンを目指します。地元の人々が家畜を放牧するこの広々とした地には、カンヤツェをはじめとする山々が見渡せる絶景が広がります。落ち着いた景観を楽しみながら、翌日の登頂に備えます。
7日目:ニマリン〜カンヤツェ・ベースキャンプ(5時間)
この日は標高5200mのカンヤツェ・ベースキャンプまで、徐々に登っていきます。傾斜はきつくなりますが、ザンスカール山脈やマルカ谷の景観がその苦労を忘れさせてくれます。ベースキャンプで休養し、登頂に備えます。
8日目:ベースキャンプ〜ハイキャンプ(4時間)
朝はベースキャンプでのんびり過ごし、その後標高5500mのハイキャンプまで約2時間かけて登ります。距離は短いものの、標高が高いため困難な登りになります。ここで最終登頂の準備を行います。
9日目:ハイキャンプ〜山頂〜ニマリン(9〜10時間)
登頂日は午前2時に出発します。標高6200mのカンヤツェ山頂までの登りは過酷ですが、チベット、ザンスカール、カラコルム山脈を一望できる絶景が待っています。山頂で短い滞在を楽しんだ後、ニマリンまで下山します。
10日目:ニマリン〜シャンスムド(コンマルラ峠経由)(7時間)
トレッキング最終盤は、標高5200mのコンマルラ峠を越えていきます。この峠は今回のルートで最も高い峠です。峡谷や岩の景観を通り抜け、最後のキャンプ地であるシャンスムドの村に到着します。
11日目:シャンスムド〜レー(マルツェラン経由:トレッキング2時間+ジープ1時間)
冒険の締めくくりは、マルツェランまでの短いハイキングと、レーへのジープ移動です。帰路ではヘミス僧院やティクセ僧院など、ラダックを代表する僧院を見学します。